しま接骨院ブログ

2019.03.11

膝が痛い時の湿布について

膝が痛い時の湿布(シップ)についてです。

膝に限らず、
どこか関節や筋肉に痛みを感じた時に、
湿布はただ貼ればいいだけなので、
とても簡単ですよね。

では、
膝の痛みに対してシップで対処するというのは、
果たしていかがなものなのでしょうか?

まず、
温感湿布がいいのか?
冷感湿布がいいのか?
ということもよく聞かれます。

結論は、
「貼って気持ち良い方にしてください。」

そもそもどちらの湿布も、
温かく感じる成分、
あるいは冷たく感じる成分が
入っているだけで、
実際に温めたり冷やしたりというのとは
作用が違います。

温めるなら温かいもので、
冷やすなら氷などで冷やすのが正解です。

湿布はあくまでも
“消炎鎮痛効果”として使用します。

膝をひねったとか、
何か動作をしようとした時に痛めたとか、
そのような場合はシップを貼ってみても
いいとは思います。

健康な関節、健康な筋肉の人が、
何の原因もないのに痛めるということは
ほとんどありません。

突然痛めてしまったように思えても、
実は疲労が溜まっていたり、
長い年月をかけて膝のバランスが崩れていたり、
筋力が低下していたり、
あるいは膝以外の筋力が低下していることが原因で
結果的に膝に負担がかかって痛みが出ていたり、

“実は突然なようで慢性的なダメージが発症しただけ”
なんていうことも多々あります。

そのような場合は、
意外と治療も長引いてしまうこともあります。

何より、
純粋に炎症だけが起きているなんていうことは
基本的にはありません。

つまり、
湿布だけで事足りることはほとんどないということです。

逆に、
湿布を貼って悪化する症状があるとも思えないので、
とりあえず使用してみたらいいと思います。

もし湿布を貼ってみて、
2~3日経っても
痛みの度合いが変わらないようでしたら、
ぜひお気軽にご相談ください(/・ω・)/