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2018.10.09

変わりゆく運動会…

先日の連休は「体育の日」があり、お天気もとっても晴れ晴れしていましたね。
子どもから大人まで、運動会だったところが多いのではないでしょうか。

運動会って、机に向かって勉強しなくていいし、いつもより豪華なお弁当を食べられたり、
この日ばかりはクラスのヒーローになれたり…と、
体力自慢だった少年の私にとっては、わくわく胸躍る行事でした。

そんな運動会、なんと明治時代の昔から行われているそうです。
始まった当初は、「豚追い競争」「卵取り」なんて競技もあったとか。
名前を見るだけで、なんだか楽しそうです(●´ω`●)


さて、時代は流れて現在、
運動会は、私が少年だったひと昔前とは、だいぶ変わってきているようなんです。
騎馬戦や組体操、徒競走といった、いわゆる運動会の花形が、消えゆく競技になりつつあるそうです。
ケガの危険性や、順位をつけることの是非、男女が同種目に一緒に参加することへの反対意見、教育的な意義への疑問…などなど、
理由はさまざまあることでしょう。

私自身、ケガを看る仕事をしていて、スポーツイベント等での救護の仕事をしたことがあります。
また、子どもを持つ親でもあります。
運動会やスポーツ現場で、ケガはない方がいいに決まっています。
子どもに何かあったら、本人も親も、先生方もとてもつらい思いをします。

それでも、「危険があるから…」「クレームがくるから…」と、
かつて自分が少年だったころ、盛り上がった花形種目が次々なくなっていくのは、
やっぱり寂しい。
そんなふうに思うのは、ただのノスタルジーでしょうか。

運動会に限ったことではなく、
スポーツは「楽しい」ものであって欲しい、と私は思います。
子どもから大人、シニアの方まで、身体を動かすことは、本来楽しいんです。
でも、どんな運動にも、ケガのリスクはあります。
リスクを分かったうえで、予防のために何ができるか考え実践し、
万が一、ケガが生じたら迅速に対処する準備が必要です。

子どもの頃から、ケガを防げるような身体の使い方を学べるといいですよね。
参加する(特に運動不足な大人の)方は、十分な身体の準備ができると、安心です。
私のような医療者側としては、迅速に対応できる知識と技術研鑽が必要です。

当院では、スポーツを楽しみたい、もっと動きたい、という方も多く通っています
単に痛みをとるだけでなく、患者さんの願いに近づけるよう、
よりよい身体の使い方、動き方のアドバイスをさせていただいております。
スポーツを楽しく継続できることが、さらに健康増進や人生の生きがい向上につながることでしょう。

時代とともに、形は変わっていくにしても、
誰かがヒーローになれたり、応援したりされたり、
みんなにとって楽しい運動会がこれからも続くといいなあ、と思います。
そして、スポーツを楽しみたい方々の支えであり続けたいと思っています。