日常生活の中でも、深呼吸をして気持ちを落ちつかせることがあるかと思います。
呼吸は、自律神経の中では唯一自分でコントロールすることができます。
自律神経に働きかけ、心身をリラックスさせることができるのです。
だけど、
ただ深く息を吸うだけではリラックス効果はありません。
本当にリラックスのできる呼吸法とは?その方法やメカニズムをご紹介していきます。
ストレスや不安、緊張を感じやすい方には、とくに有効ですので、ぜひ生活に取り入れてみてください。
私たちは常に呼吸をして生きています。
普段はほとんど意識せず、何気なく息を吸って吐いているだけと思いますが、
実は呼吸は、私たちの心身の状態と深い関係があるのです。
私たちの生活の中で、意識しないで勝手に調整されている働きはたくさんあります。
呼吸もそのひとつですし、体温、免疫、食べ物の消化や心臓の動きなどは、
『自律神経』が自動的にバランスを保ってくれているのです。
自律神経が調節している働きの中で、自分の意志でコントロールができるのは呼吸だけです。
呼吸を通して自律神経に働きかけ、リラックスを図ることができます。
呼吸には『胸式呼吸』『腹式呼吸』があるのを知っていますか?
『胸式呼吸』は、胸の筋肉が大きく働いて肺を大きくすることで息を吸いこんで呼吸する方法です。
交感神経という身体が緊張する時に使う神経が優位になります。
『腹式呼吸』は、下腹部を膨らませたりへこませたりしてお腹で呼吸をする方法です。
副交感神経というリラックスの時に使う神経が優位になります。
なので、
リラックス法で大切なのは、『腹式呼吸』です!
① 身体の力を抜いたまま、おへその下あたり(丹田)に手をあて、長くゆっくりと息を吐きます。
口をすぼめるようにして息を吐くと、時間をかけて息を吐くことができます。
お腹の中の空気を全て吐き切るイメージをしましょう。
② 吐ききって下腹部が限界まで凹んだら、次は下腹部に空気を入れて膨らませるイメージで息を吸っていきます。
このとき、できるだけ自然に鼻から空気を吸うのがポイントです。
③ めいっぱい息を吸いこんだら、3秒ほど少し息を止めて、再び息を吐いていきます。
副交感神経をより活性化させるためには、
「鼻から吸い、口から吐く」よりも、
「鼻から吸い、鼻から吐く」ほうが効果的です。
しかし!!
呼吸法の前に!
やっぱり姿勢を整えるのが先決になります!!
姿勢が良いと気道の確保もできますし、
気道の通りが良くなれば、呼吸によって酸素が運びやすくなります!
姿勢を良くして、呼吸法すると効果抜群!
是非、当院の姿勢改善コースを体験してみてください!