いよいよ春。意外と寒い日や暑い日があったりして、体調にゆらぎが生まれやすい時期です。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
さて、今日は、「安産と骨盤」についてお話したいと思います。
近頃では、『骨盤矯正』という看板を掲げている治療院を多く見かけるようになりました。
産後の骨盤矯正はママの常識!のような雑誌の特集もあったり、
『骨盤矯正』というキーワードはすっかり市民権を得ているように思います。
当院では、産後の骨盤矯正はもちろん自信をもって行っておりますが、
静岡市エリアでも珍しい「マタニティケア」も提供しております。
マタニティ期にありがちな、腰痛・肩こり・冷え・むくみ・足のつり…など、
さまざまな不快症状の改善に治療を行っております。
さらに、妊婦さんにも行える、手技によるソフトな骨盤矯正によって、
骨盤のゆがみを産前から整えています。
産前に骨盤を整える、というとピンとこないかも知れません。
しかし!骨盤を産前から整えていくことで、
赤ちゃんとママの両方に嬉しい効果が期待できます。
腰痛や肩こりといった身体の痛みが解消されることはもちろんですが、
出産がスムーズとなり、産後の消耗度も大きく変わってきます。
なぜか、というと…、
いよいよ出産、というとき、赤ちゃんは狭く暗い産道を通って、生まれてきます。
目も見えず、暗い中で、ママの骨盤の形を身体で判断しながら、
頭の向きを変え、肩の向きを変え、どうにか一生懸命産道を通ってくるのです。
つまり、ママの骨盤がゆがみのない状態で開いていくと、
赤ちゃんにとって、通りやすい産道となるのです。
すると、ママも痛みの少ない、身体に負担の少ないお産になる可能性があります。
一方、骨盤のゆがみがあったり、開きが不十分であったりすると、
赤ちゃんがどのように身体の向きを変えてよいのか混乱して、
本来あるべき向きと違う向きに回転してしまう、「回旋異常」を引き起こす可能性があります。
赤ちゃんもママも、苦しいお産となってしまうこともあるのです。
また、これは私の経験上の私見ですが、「骨盤位(いわゆる逆子)」も
骨盤のゆがみや狭さで赤ちゃんの頭のむきが整いにくかったのではないか、と思います。
なんだか、少しこわいお話でしたか?
マタニティケアを行わなかったら必ず悪いことがある、というわけではありませんので、ご安心を。
ですが、産前に骨盤を整えておくことで、ママも赤ちゃんも、
スムーズなお産を迎えることができ、
身体も心もHAPPYになれるのでは?と私は思っています。
最後に、当院でマタニティケアを受けていただいた方の体験談です。
「お腹が大きくなって、引っ張られるような感じでとても痛かったとき、
マッサージしていただきとても良くなりました。
赤ちゃんが生まれるときは、痛みより『もうすぐで会えるんだ!』という気持ちでいっぱいでした。
ゆっくり呼吸しているうちに、本当に自然に赤ちゃんが出てきました。
おかげで産後に痛むところもなく、とっても幸せな出産になりました!」
みなさんも、自分なりの幸せな出産を、マタニティケアを受けて迎えてみませんか。
ご相談はお気軽にどうぞ。